北海道旅行日記 その3:函館


前日の日記の続き。前回から半月以上経ってしまったが、この北海道日記は果たして終わるのかと自分でも心配してる。

昨晩のチェックインが遅かったこともあり、朝はうだうだとチェックアウトギリギリまでのんびりとホテルで過ごした。朝食付だったのでめいいっぱい食べてしまって苦しかったというのもある。貧乏性なので、食べ放題というと食べ過ぎて苦しむことになるとわかっているのに食べてしまうタイプだ。しかし、食べ放題というのに腹八分目で抑えられる人になりたいかというとそうでもなかったりする。

チェックアウトして、荷物を預けて、フロントで市電の一日券を購入。600円。フロントで買えるのは便利。



ホテルの近くの「函館駅前」乗り場から乗車。札幌の私立小学生と見られる集団が乗り込んできてかなりの混雑だったが、みんな落ち着いていて礼儀正しいので気分も悪くなく。最近の若いものは礼儀正しくなっていいことです。

まずは、市電の終着駅「函館どつく前」まで乗って、外国人墓地へ。「どつく」とはどういうことか、と思ったが、単にひらがなというだけだった。その乗り場から外国人墓地まではゆるやかな上り坂をだらだらと登っていく。函館は坂の街。街に坂があるとなんとなく雰囲気が出る。ただ、実際に住んだら大変そうだが…。











外国人墓地から海を眺めて、旧ロシア領事館まできつい坂を登ったはいいが前からちょっと覗いただけで戻り、函館の山の手へ。高級住宅街なのか、立派な家が多く雰囲気も良い。街の雰囲気で言えば、北海道旅行が終わった今なら言えるが函館が一番好きだ。山の手の教会群をふらふら歩きまわって、港方面へと下りる。




赤レンガ倉庫を通り過ぎ、近くのチェーン店っぽい海鮮屋で昼食。迷いに迷った末、安いイカソーメン定食にした。といっても1167円もしたのだが…。函館はイカが有名で、時期は外れたがイカ祭りなんかやってたりするらしいので。



イカソーメンも美味しかったが、付け合せの松前漬けが驚くほど美味しかった。今まで食べてきた松前漬けはなんだったのか、何か違う食べ物だったんじゃないかと思ったほど。イカが新鮮だからだろうと推測。

市電に乗って、次は五稜郭へ。市電の「五稜郭公園」から少し歩いて五稜郭公園に入る前に五稜郭タワーに登る。上から見ないとペンタゴン型がわからない。タワーの展望チケットは840円。ツアー客で混み合っていた。




PM2.5の関係でだいぶ霞んではいたが、ペンタゴンがしっかりと見えて良かった。展望台には函館と五稜郭の歴史がマンガつきで解説されていてありがたい。しかしあまり関心もないので、坂本龍馬がなんで函館に出てくるのかよくわからないまま下りて、ふらっと五稜郭公園を散歩。外国人観光客がとても多い。



暑い中歩き詰めて疲れたので、市電乗り場前にあったミスドで休憩。セール価格なのかどうかわからないがオールドファッションが75円と安かった。夕方まで一休み。



市電で今度は谷地頭という終点まで乗って、立待岬まで歩く。ここも15分くらい、だらだらと登って最後に下りる感じ。石川啄木一家の墓などを見ながら歩いて行くと、立待岬の駐車場でキツネ発見。結局、北海道旅行でキツネを見たのはここだけだった。

 
立待岬を上からぐるっと見て、山道を歩いて市内方向へ戻る。函館山頂からの夜景をみるために、薄暗い道のりをロープウェイまで歩いた。夕暮れで涼しかったので、30分ほどの道のりもつらくない。日の入りは19時過ぎ、18:30頃ロープウェイ乗り場に着いた。


ロープウェイは思ったほど混んでなくて、10分ほどの待ち時間で乗れた。チケットは往復で1200円。函館山の山頂は結構寒く、Tシャツ一枚ではかなり肌寒い。展望台の見やすいところにはすでに2・3列の人波ができていた。まだ少し明るいので、外で座って夕暮れを待っていると、どんどんどんどん人が増えてくる。まだ完全に暗くなる前にも、一番上の展望台には入れなくなるほどの混みよう。団体観光客が入ってきたらしい。



せっかく来たのだからと、展望台への列に並んでみる。「せっかく…」と思った時点で得てして失敗が多いのだが、今回もそうだった。20分くらいかけて5列目くらいまでは来たものの、そこから全く進まなくなった。一番前の列でリア充たちが手をつないで延々と夜景を見ているのだ。誰も触れない二人だけの国を造っていたら、そりゃ列も動きません。結局、3列目くらいまで来てから手を伸ばして写真を撮って変えることにした。隣の妊娠している女性が大変そうだったという気まずい思い出ばかりだ。やっぱり、「せっかく…」と思うようなことはやらないほうがいいという教訓を再確認した。





帰りのロープウェイはやはり混んでいて、2台分、20分くらい待って下山。そこから八幡坂を下って、赤レンガ倉庫近くのラッキーピエロで夕食。イチオシのチャイニーズチキンバーガーセット、650円を購入。ミートソース&チーズ掛けのポテトと烏龍茶が付いている。時間はかかるが確かに美味しい。マックと値段がそんなに変わらなかったら、地元民はこっちに来るだろうね。函館にマックがない理由が分かった。


追加でブルーベリーレアチーズシルクというソフトクリーム?も食べる。付け合せはともかくソフトクリームがすごく美味しい。むしろソースとかなしで買ったほうが良いと思ったほど。

地元の人だけじゃなく外国人観光客もたくさん来ていて、観光ガイドにも載っているんじゃないか。夜10時近くまでいたけれども、客足が途絶えることがなかった。

夜の街を歩いて駅前のホテルまで戻り、ロビーで新聞を読みながら少し休んで、荷物を引き取って駅へ。今晩の夜行、急行はまなすで札幌に向かう。青森から来た急行ハマナスは、函館で方向を変えて札幌へ。今晩もまた、カーペット席の予約はできなかったので通常の指定席だったが、今日も満席。ビールを飲んで眠りについた。


【今日使ったお金】
・市電1日乗車券: 600円
・昼食(イカソーメン定食):1,167円
・五稜郭タワー展望チケット:840円
・水:91円
・ミスド:484円
・函館山ロープウェイ:1,200円
・ラッキーピエロ・ビール・つまみ:1,179円
・宿:車中泊なのでただ

合計:5,561円

4 件のコメント :

  1. わぁ!ラッピのチャイチキ(ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガー)ですね!
    美味しそう~♪
    函館は雰囲気あっていい街ですよね。

    旅行記の続き、楽しみにしています。
    成為さん、写真もお上手なんですね(^^)

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  2. 地元ではラッピのチャイチキと略すんですか~。美味しかったです。

    写真、全部スマホカバーがうつりこんでますが…。

    続きは気長にお待ちください…。

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  3. 函館山へは、市バスが通じていなかったかな。
    お安い旅行を目指すなら待ち時間もゼロで一考の余地があったかも。ただし、20年前の情報ですが・・・(^^;

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  4. >さいらさん

    ロープウェイ好きなんで、あったら高くても乗っちゃうんですよ。団体の方はバスでいらっしゃってましたね。

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