北海道旅行日記 その2:山形~青森~急行はまなす~函館

前日の日記の続き。


朝5時半頃に起床。一人で飲むと早く酔っ払って寝てしまう。効率が良いとも言える。


今日も移動なので、朝のうちに山形観光。小雨降る中、ホテルから歩いて山形城跡を散歩。早朝でラジオ体操の曲が聞こえてきたので、夏休みの子どもたちがやってるのかと思いきや年配の方々が城跡公園の中でラジオ体操をやっていた。これも少子化の影響か(違う)。個人的には、ラジオ体操は結構好きなので老後の趣味にしたいとは思っている。

午前8:42の列車で山形から新庄へ。おそらく鉄分の高いおっさんが靴を脱いでロングシートであぐらをかいていた。人も少ないし楽そうだけど、さすがにそこまで自由にはなれなかった。それにしても、私もこんな長い時間列車に座ってぼおっと外を眺めたり寝たりしていればいいのだから、十二分に鉄分が高いのだろうが。


新庄ではその先への待ち時間が1時間ほどあったが、城跡を見に行くほどの時間はない(タクシーを使えば可能だが)。駅舎が新しく、博物館みたいなものが併設されていたのでそこで時間を過ごす。最上川?の川音を聞くことのできる薄暗い部屋があって、そこであいも変わらずぼうっとしてみたり。駅舎でフリーのWifiがあって便利。

昨日はだいたい1時間半くらいで乗り換えなくてはいけなかったのが、今日はだいたい2時間から3時間は乗ってなくてはいけないのが少し違う。長丁場に向けて、用を済ます(トイレは車内にもあるが)。

新庄の次は秋田。初の秋田訪問。意外と(失礼)開けている。西武、ロフト、スタバ。そして駅舎が新しく綺麗。

山形もそうだし、仙台や新庄でも少し思ったけど、駅前のペデストリアンデッキや綺麗に舗装されたロータリー、鉄筋の建物を埋めるように建つ古くてボロい一軒家、チェーンの居酒屋やコンビニ、という駅周辺の構成が東北地方はよく似ている。東北だけじゃないか、地方都市のデザインの流行りということか。


秋田では1時間半以上の待ち時間があるので、軽く観光。駅近くの「市民市場」というところで昼ごはんはぶっかけうどん、350円也。秋田うどんというのがあるらしいが、「○○うどん」か「○○そば」か「○○ラーメン」といったご当地麺がないところを探すほうが最近は難しい気がする。美味しかったです(フォロー)。


それから、駅近くの久保田城跡まで行ってみるが、非常に暑くまた時間の関係もあり、城門だけ見て駅に戻る。城跡公園からの眺めが良かった。こういったのがあると街がいい感じになると思う。駅近くの「Hotel Hawaii」や「B★GAL STATION」との多層構造が感じられる(冗談である)。

秋田の次は青森で、夜行を除けば今回の旅で最長の旅路。高校生たちが結構乗っていたが、みんな律儀に入るときも出るときもドアの「閉」ボタンを押していくのが印象に残っている。男鹿なまはげラインという列車が気になったが、スルー。男鹿でなまはげと言われるとドキッとしてしまう。


青森につく頃には陽も暮れかけていた。青森駅からは港がすぐで立派な橋がかかっていたり、A-FACTORYなるおしゃれな施設があったりと、なかなかどうして格好いい。駅自体や駅前は、秋田や山形に比べると再開発されてない感じがこれまたいい。ねぶたのときに来てみたいと思う。


次の函館行きの夜行まではまだ時間があるので、夕飯。A-FACTORYのオープンデッキでやっていた飲み放題に惹かれたが、席はないし一人だしそんなに酔ったら夜行が厳しいと思い断念。駅前のアーケード街をふらふらして、最終的に入ったお店が食堂「おさない」。地元っぽいお店だという理由でなんの先入観も持たずに入ったが、これが正解だったらしい。マスコミの取材記事や、有名人のサインなんかがところ狭しと貼られている店だった。はらこめし(鮭といくら)とビールをいただいた(1550円也)。美味しいのに割りと安い店だったと、北海道に入ってから実感した。

さて、ここから先は、青春18キッパーの最大の難所である青函トンネルを越えなければならない。しかし私は、数多くの18キッパーの屍を乗り越えて進む。今回使用している北海道&東日本パスでは、なんと急行に乗れるのである(急行券は買う必要あり)。青春18切符では急行に乗れないため、青函トンネルをくぐり抜ける方法は1つしかない。蟹田という青函トンネル手前の駅まで鈍行で行き、そこから北海道側で相対する木古内までは、追加料金なしで乗れることになっている特急の自由席で向かうことになる。青函トンネルは特急か、後述の急行しか設定されていないためである。木古内駅から先はまた鈍行に乗り換えなければならない。蟹田駅や木古内駅での待ち時間は、ヘタしたら2・3時間に及ぶ。これが、青春18切符の最大の難所となる原因だ。

また、それだけでなく、北海道に入ったあとも、木古内~函館、函館~札幌間は乗り継ぎの連絡が悪いため1日仕事になってしまう。

しかし、北海道&東日本パスでは、この最大の難所を安々とくぐり抜ける方法がある。上記したとおり、このパスでは急行に乗ることができる。そして、青森~函館~札幌間にはなんと夜行急行「はまなす」が設定されている。この急行はまなすを使えば、青春18切符の最大の難所青函トンネルはもう君のものだ。一晩乗るだけで青森から札幌まで行けてしまうのだから。

というわけで、今日は青森から青函トンネルを抜けて函館まで行って泊まることにした。青森発は22:18で函館に着くのが翌日0:44。寝る暇はない。がビール風飲料を飲んでたら寝てしまっていた。残念ながら青函トンネルを見ることはかなわなかった。非常に残念だ。携帯のアラームを念のため設定しておいて良かった。満席のようだったので、指定席を取っておいて正解。

なお、急行はまなすは函館で向きを変えるというかスイッチバックする模様。函館では車両から降りる人は多数(おそらく、タバコ)いたが、改札を抜ける人は10人ほど。暗い駅前を少し歩いて、駅からほど近いスマイルホテル函館にチェックイン。夜中でもチェックイン可能という触れ込みだったので、少々高いが予約していたものだ。駅のすぐ近くなので、急行はまなすを使って深夜に函館についても安心。これも楽天経由でポイントを使った。

もう夜中の1時なので、その日はバタンキューとダウン。

【本日の移動】
山形~新庄~秋田~青森~函館
本来かかる電車賃:9,510円
実際かかった電車賃:10,290/7=1,470円 + 急行はまなす急行+指定1,600円

【本日かかったお金】
・ぶっかけうどん(秋田市民市場):350円
・はらこめし&ビール(青森食堂おさない):1550円
・ビール風飲料(麦とホップ)&つまみ:417円
・宿(スマイルホテル、朝食付き):4,700円

合計:10,087円

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